
ジャックダニエルを10年熟成したら
穏やかで重層的な
ストレートで飲むのにぴったりなウイスキーが出来上がっていました。
こんにちは!ふっくしゅーたーです!
今回のレビューはこちら!

ジャックダニエル 10年です。
前回のジャックダニエル オールドNo.7の
記事を書いていた際に、
10年が行きつけのバーにあったことを思い出し、
テイスティングしてみました。
↓前回の記事はこちら
アルコール度数は48.5%、
ネットなどを使って
個人でも手に入れることはできるみたいですが、
一部の飲食店限定ボトルとなっています。
1杯2000円程度で飲めれば、
お買い得といったところでしょうか。
マッシュビル(原料の構成比率)は
通常のNo.7と同じで
- トウモロコシ80%
- ライ麦8%
- 大麦麦芽12%
No.7との大きな違いは
熟成年数とアルコール度数(No.7は40%)ですね。
チャコールメローイング製法により、
ただでさえ口当たりがまろやかな
ジャックダニエルが
10年の熟成を経ると
どうなるのか楽しみです。
↓忙しい人用
- No.7よりも穏やかで、より調和のとれたジャックダニエルを楽しみたい方
- バーの1杯目をゆっくり味わいたい方
熟成のメカニズム
熟成中の樽は「呼吸をする」と言われています。
これは外気の温度が上がると樽が膨張、
外気の温度が下がると樽が収縮をし、
樽内にも空気の出入りが起こります。
この樽の「呼吸」の繰り返しによって
樽内の原酒から少しずつ不快な香味成分が取り除かれます。
それと同時に、取り込まれた空気による酸化熟成や
樽由来の香味成分が原酒に付着し、
あの複雑な味わいのウイスキーが生まれるわけです。
参考文献:土屋守監修「ウイスキー検定公式テキスト」(小学館)2014
No.7の熟成年数は定かではありませんが、
このジャックダニエル 10年は
熟成庫の上段で8年熟成し、
その後、下段で2年追熟されています。
つまり、最初の8年は
暖かい空気が留まりやすい上段で
樽内のウイスキーの蒸散と引き換えに
たっぷりと樽材の成分を抽出します。
その後、残りの2年でウイスキーを
よりまろやかにする仕上げを行っていると考えられます。

しかも、ジャックダニエル蒸留所って
寒暖差がすごいんだよね。
スコットランドなどの
比較的寒暖差が少ない場所とは異なり、
ジャックダニエル蒸留所のあるテネシー州リンチバーグは
7月の平均最高気温が30℃、
1月の平均最低気温が0℃付近と
寒暖差が激しいので
樽の呼吸はより活発になります。
これにより熟成がより早く進むことが予想できますね。

すごい蒸散量になってそうですね

ジャックダニエル 10年の場合、
樽の中に仕込んだウイスキーの
50%はなくなるらしい
落ち着きと調和のジャックダニエル 10年
ストレート
香りはメープル、バニラ、
一歩引いたところに接着剤。
それに加えて熟したりんごも感じます。
アルコールの刺激臭も少なく、
全体的に穏やかで調和のとれた香り立ちです。
この10年と比較すると
No.7は1つ1つの香りの主張が
はっきりしているといった印象になります。
舌触りは、なめらか。
味の構成もNo.7同様、
スパイス、接着剤、バナナと続きますが、
味わいは、よりドライで重層的になっていると思います。
余韻は短めですね。
48.5%という高いアルコール度数にもかかわらず、
アルコールの刺激が少なくなっている部分にも
10年熟成の力を感じますね。
ロック
香りは接着剤がメープル、バニラと同列に来て
よりバランスがとれた印象。
味わいはスパイスと接着剤の主張が
強く感じられるように。
ストレート同様、穏やかで調和的なのですが、
No.7のロックよりもビターに感じます。
あと、前回も書きましたが、
誰がなんと言おうと
やっぱり、主は感じます…
フィニッシュに牛乳やクリームのようなフレーバーを笑

…引っ込みがつかなくなってるんじゃない?

まぁ、味の感じ方は人それぞれだから
まとめ
今回は、ジャックダニエル 10年についてレビューしました。
- 味の構成はNo.7がベースとなっている
- 熟したりんごのフレーバーや重層的な味わいに熟成の力を感じる
あれほど、まろやかで飲みやすいNo.7ですが、
そのNo.7を「ちょっと主張が強い!」と思わせるほど、
この10年は穏やかで調和的な贅沢な1杯でした。
いや〜、熟成ってすごいですね。
グラスを開けた後に思わず、
「おいしかった!」と漏らしたのは久しぶりでした。
是非、その日の1杯目に注文して
ゆっくりと味わって頂きたいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。



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