【ウイスキーニュースvol.27】トランプ大統領、アイリッシュウイスキーへの10%関税を撤廃する方針を表明

ウイスキー

概要:
米国ドナルド・トランプ大統領は、
アイルランド訪問の最終日である2026年9月13日、
欧州連合(EU)からの輸入品に対して課されている
アイリッシュウイスキーへの10%の関税を撤廃する方針を表明した。


この発表は、トランプ一族が所有する
アイルランド・クレア州ドゥーンベッグのゴルフリゾート
「トランプ・インターナショナル・ゴルフ・リンクス」で開催された
「アムジェン・アイリッシュ・オープン」の表彰式という、
非公式な場で行われた。

トランプ大統領はトーナメント優勝者である
アイルランド出身のシェーン・ローリー選手を称えるスピーチの中で
関税問題に言及。
大統領は前日の土曜日にダブリンで
アイルランドのミホル・マーティン首相と会談を行い、
首相やローリー選手をはじめとする多くの関係者から
関税撤廃の強い要望を受けていたことを明らかにした。

大統領は群衆に対し、
「皆がこの問題で私に頼み事をしてくる。
不公平な状況だと言うので、
アメリカ合衆国を代表してアイリッシュウイスキーの関税を撤廃する」
と宣言し、会場から大きな歓声と指笛を浴びた。

出典:GLOBAL BANKING FINANCE ほか(海外サイト)




2ヶ月ほど前にアメリカ側が課していた
スコッチへの関税が撤廃されましたが、
今回はアイリッシュですね。

アメリカの一般消費者にとっては
小売価格の値下げを期待してしまうニュースですが、
どうやらそう簡単には行かないようです。

10%の輸入関税が撤廃された場合、
直接的な恩恵を受けるのは輸入業者です。
アメリカの輸入業者はこの「トランプ関税」の期間中、
10%から15%のコスト増を小売価格に転嫁せず、
市場シェアを維持するために自社の利益率を削って
価格上昇を抑制してきた背景があります。

The Whiskey Wash誌のマーク・リットラー(Mark Littler)氏による
2026年7月のスコッチウイスキー関税撤廃時の市場分析によれば、
「輸入業者や卸売業者は、
関税導入時に削った利益を取り戻すため、
関税撤廃後も即座には卸売価格を下げないという
動機が働くことは明確。
輸入業者が浮いたコストを利益として保持して価格は下がらないだろう。」
と予想しており、
実際、価格の低下は直ちには起こらなかったといいます。

アイリッシュウイスキーにしても、
大統領の発表直後から店頭価格が一斉に下方修正される可能性は
かなり低そうですね。

年末商戦もありますし、
浮いたコストは
販売奨励金やリベート(割戻金)、
販促プロモーションなんかに再投資されるかな?
なんて勝手に予想しています。

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