英国政府がウイスキー投資詐欺企業を強制閉鎖処分
概要:
英国の政府機関である破産庁(The Insolvency Service)は、
消費者にウイスキー樽の投資を持ちかけていた
「Cask Spirits Global Limited社」に対し、
高等裁判所での審理を経て強制的な解散・閉鎖処分を下したと発表した。
同社はSNSの広告や執拗な電話勧誘を通じて、
「年利120〜150%」といった非現実的な高利回りと税制上の優遇を謳い、
知識の乏しい一般消費者から資金を集めていた。
調査の結果、合計約9万7,000ポンド(約1,900万円)を支払った17名の顧客のうち、
法的に有効な樽の所有権証明書を保持していたのは
わずか4名のみであったことが判明。
大半の顧客には、そもそも実在しない樽の証明書が発行され、
全く関係のない保税倉庫の偽情報が記載されていた。
同社は法定帳簿(29件中27件)の提出を拒否し、
複数の未公開銀行口座を運用していたため、
実際の被害規模はさらに甚大であると推測される。
インデックス投資の利回りが年間3〜7%と言われている中で、
年利120〜150%は集中投資としても怪し過ぎますね。
それでも支払ってしまう人がいるんですから
どんな世界でも「相場」を知ることは
自分のお金を守ることに繋がると感じました。
スコッチのウイスキー樽への投資は金融当局(FCAなど)の
厳格な規制や保護が追いついていない「未規制市場」。
スコッチウイスキー協会(SWA)も以前から警告を発しており、
近年、ワインやアートなどの他の投資市場から流入した悪質なブローカーが、
この法の抜け穴を利用して詐欺行為を働いていました。
今回の摘発は氷山の一角に過ぎず、
今後さらに多くの投資会社が破綻、
摘発される可能性が高いとされています。
まぁ、ウイスキー好きの1人としては、
投機的な資金が市場から排除されることで、
価格が落ち着いて、
健全な市場環境が戻って来ればいいなと思っています。

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