概要:
酒類市場の調査機関IWSRが発表した最新データによると、
2025年の国際免税店市場において、
ジャパニーズウイスキーが
売上額で前年比44%増、販売数量で37%増という驚異的な記録を達成し、
スピリッツ部門の成長を牽引した。
対照的に、これまで免税店における高級ギフトの代名詞であった
「コニャック(ブランデー)」は、
過去数十年で最悪の落ち込み(数量6%減、金額8%減)を記録。
IWSRのアナリストは、旅行者がコニャックから
文化的価値が高くプレミアムな価格帯でも購入意欲をそそる
ジャパニーズウイスキーやテキーラへと
嗜好をシフトさせていると分析している。
この免税店市場の重要性を見越し、
スコッチウイスキー大手のグレンフィディックも、
ポートワイン樽フィニッシュの18年を含む
免税店専用シリーズ「The Voyage Collection」を新たに展開し、
旅行者へのアプローチを強化している。
出典:THE SPIRITS BUSINESS(海外サイト)
前回ご紹介した
キリン「シングルグレーン 富士12年」の事例もそうですけど、
売上44%増なんて数値を見せられると
そりゃあ、「海外限定」「免税店限定」なんていう戦略も取りたくなるわな。

国内メーカー各社が利益率が高く、
世界へのブランディングにも最適な「免税店ルート」に
優良な原酒を使用するのも理解できます。
ただ、その傾向が強くなり過ぎるのも
ちょっと不安なんですよね。
結果として、一般酒販店への割り当てが減少し、
国内の消費者が身近な店舗で
国産ウイスキーを購入しづらくなってしまうのではないかと。
別業種ですけど、
インバウンド層を優先し過ぎて国内層が離れ、
その後、大変苦戦を強いられているお店も
チラホラ見受けられますしね。
日本に居ながら
「なんでジャパニーズウイスキーが買えないんだ!」
なんていう状況になることだけは避けて貰いたいものです。
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