あるじが気になった最近のウイスキーニュース vol.9

ウイスキー

交通インフラの整備遅延がもたらすウイスキー価格高騰リスク

概要:

スコットランドの主要労働組合である「GMB Scotland」は、
ウイスキー生産のメッカであるハイランド地方の交通インフラの深刻な未整備が、
ウイスキー産業と観光業を「妨害」しており、
地域社会に「経済的自傷行為」をもたらしていると強く政府を非難する動議を提出した。

特に問題視されているのは、ハイランド地方と南部を結ぶ最も重要な大動脈である
「A9号線」の二車線化工事の大幅な遅延である。
組合によれば、過去10年以上を費やしても
わずか11マイル(約18km)の区間しか二車線化されておらず、
残りの工事完了にはさらに10年かかる可能性があるという見通しが示されている。

スコッチウイスキー産業は英国経済全体に
71億ポンド(約1兆4,000億円)という巨大な貢献をもたらしており、
ハイランド地方だけでも約11,000人の雇用を支えている。
また、年間約200万人の観光客が世界中から蒸溜所を訪れる巨大な観光産業でもある。

組合側は、劣悪な道路やフェリーなどの交通網が、
製品の輸送コストを不必要に増大させるだけでなく、
労働者の生活基盤を脅かし、将来の新規投資を遠ざける要因になっていると警告している。

出典:The Spirits Business(海外サイト)

最終的に消費者の購入価格に跳ね返って来そうな話ですよね。

ウイスキー製造は穀物類や樽、ボトルなど高重量やかさばるモノが多く、
ただでさえ輸送リスクが高い

→そこに加えて主要インフラが脆弱なままだと、
慢性的な渋滞や事故によって燃料費や人件費が高くなってしまう

→メーカー側はこの増えた物流コストを販売価格に転嫁せざるを得なくなる

こんな流れですかね。

蒸留所の見学ツアーとかにも影響が出そうだな。
アクセス環境の悪さが慢性化すれば、
日程も組みづらくなるだろうし、旅費も高く付く。
蒸留所が消費者と直接接点を持つ機会が減るから
ウイスキー離れを助長するキッカケにもなりかねない。

インフレや需要増で購入価格が上がるのはまだ納得が行くけど、
インフラの整備不良で値段が上がってしまうのは
さすがに「なんだかな〜」って思っちゃいます。

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