あるじが気になった最近のウイスキーニュース vol.17

ウイスキー

スコッチウイスキーのインド向け関税が150%から40%へ大幅引き下げ

概要:
イギリスとインド両政府は、
両国の自由貿易協定(FTA)が2026年7月15日に発効すると公式に発表した。
この協定において酒類業界最大の焦点となっていたのが、
インドにおけるスコッチウイスキーの輸入関税の大幅な引き下げである。

長年に渡り、150%という高い関税が課せられていたが、
これが協定発効から10年をかけて段階的に40%まで引き下げられることが決定。
インドは1.4億人以上の人口を抱え、消費量ベースで世界最大のウイスキー市場であるが、
これまでは高額な関税の壁により、
スコッチウイスキーは一部の富裕層のみが消費できる高価格帯商品となっていた。

スコッチウイスキー協会(SWA)が長年求めてきたインド市場の開放により、
二国間の貿易額は年間255億ポンド増加し、
イギリスのGDPを48億ポンド押し上げる経済効果があると試算されている。

項目現行(発効前)FTA発効後(10年間の段階的移行)
スコッチ輸入関税率150%40%へと段階的引き下げ
主要消費層一部富裕層中間層を含む巨大市場へと拡大
イギリス経済への影響長期的にGDPを約48億ポンド押し上げ
協定発効日2026年7月15日

出典:WhiskyCast(海外サイト)



現在、インドのウイスキー消費の大部分は
国内産の糖蜜(サトウキビ)から造られたスピリッツに少量のモルトを追加した
「混ぜものウイスキー」が占めています。
日本で言うと一時期インフルエンサー達がよくネタにしていた、
トップ◯リューのウイスキーみたいなモノですね。

今回の貿易協定で販売価格が落ち着き、
インド国内の中間層のスコッチ需要が高まることが予想されます。

それに伴い、ちょっと心配なことがあります。

スコッチウイスキーの熟成には
最低3年、長ければ10〜20年以上の時間を要するため、
需要の増加に対して供給を即座に増やすことが物理的に不可能ですよね?

ということは、これまで日本、アメリカ、ヨーロッパなどの市場に割り当てられていた原酒が、
これからは利益率の高いインド市場にも振り分けられるから、
既存市場(日本、アメリカ、ヨーロッパ)の販売価格が高騰する可能性もあるんじゃないかと。
まぁ、そうならないため(市場が混乱しないため)の「段階的」引き下げな気もしますが。

私の取り越し苦労だと良いのですが、
まぁ、世界的には供給過多でウイスキーが余ってるみたいだし、
今、市場が拡がることは丁度良いのか?

コメント

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